パソコンでウェブの制作やシステムの開発を行う場合、「ファイル転送ソフト」は必須のツールです。この記事では、無料で使える高機能なファイル転送ソフト「WinSCP」のダウンロードとインストール手順を解説します。
- Windows11 Home (23H2)
- インストールしたWinSCP : 6.3.4
「ファイル転送ソフト」とは?
「ファイル転送ソフト」を使用して、以下のような「パソコンとサーバー間のファイル転送」を実施します。
- パソコン上のファイルを、サーバーにアップロードする。
- サーバー上のファイルを、パソコンにダウンロードする。
「ファイル転送ソフト」のことを「FTPソフト」とも言います。「FTP」とは、「File Transfer Protocol」の略で、「ファイル転送プロトコル」を意味しています。また、暗号化した状態でファイル転送を行う「SFTP (SSH File Transfer Protocol)」という方式もあります。
「WinSCP」は、「FTP転送」「SFTP転送」の両方に対応しています。
「WinSCP」のダウンロード
ブラウザで「WinSCP」の公式サイトにアクセスします。
メニューの「Download」をクリックします。
ダウンロード・ページが表示されます。
ダウンロード・ページの下の方に、「ダウンロード・ボタン」がありますので、それをクリックします。
少し待つと、ダウンロードが開始されます。次のスクリーンショットは、ダウンロードが完了したところです(ブラウザによって表示は異なります)。
所定のフォルダに、「WinSCP」のインストーラーがダウンロードされました。
「WinSCP」のダウンロードは、以上で完了です。
「WinSCP」のインストール
ダウンロードしたインストーラーを、ダブルクリックします。
「インストールモードの選択」画面が表示されました。この選択は、お使いのパソコンが「個人所有のものか、会社所有のものか」「自分だけで使っているのか、他人と共有しているのか」「パソコン上の、Windowsのアカウントは1つなのか、複数なのか」などによって変わると思いますが、「全ユーザーへのインストール」を実施して差支えないのであれば、それを選択します(「推奨」と表示されている方)。
「すべてのユーザー用にインストール」をクリックすると、「ユーザーアカウント制御」画面が表示されました。「はい」をクリックします。お使いのWindowsアカウントの権限によっては「管理者パスワード」を要求される場合があります。
「使用許諾契約書の同意」画面が表示されました。確認して「許諾」ボタンをクリックします。
「セットアップ形式」の選択画面が表示されました。特に「こだわり」がなければ、「標準的なインストール」を選択して「次へ」をクリックします。
「ユーザーの初期設定」画面が表示されました。「WinSCP」の画面表示の形式には「コマンダー風」と「エクスプローラー風」の2種類があり、お好みで選択できます。「どちらが良いか分からない」という場合は、初期選択されている「コマンダー」をオススメします。インストールが完了した後でも、いつでも「環境設定」メニューから切り替え可能です。
「インストール準備完了」画面が表示されました。インストール前の最終確認画面です。問題なければ「インストール」ボタンをクリックします。
インストールは短時間で完了します。完了すると、次のスクリーンショットのような「セットアップ完了画面」が表示されます。
「標準的なインストール」でインストールした場合、デスクトップにショートカット・アイコンが作成されます。
以上で「WinSCP」のインストールは完了です。