XAMPPのMySQLのパスワード変更方法

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この記事では、XAMPPのMySQLのパスワードを変更する方法を解説しています。

「MySQL」の表記について

XAMPPに組み込まれているデータベースは、正確には「MariaDB」です。しかし、XAMPPのコントロールパネルでは「MySQL」と表記されているので、この記事でも「MySQL」と表記することにします。

この記事の実行環境
  • Windows11 Home (23H2)
  • XAMPP 8.2.12
  • テキストエディタ : VSCode
目次

事前知識:XAMPPのMySQLの初期ユーザー名と初期パスワード

パスワード変更手順の解説に入る前に、その事前知識として「XAMPPのMySQLの初期ユーザー名と初期パスワード」の解説をします。

XAMPPのMySQLの初期ユーザー名と初期パスワードは、以下の通りです。

  • 初期ユーザー名 … root
  • 初期パスワード … (なし)

XAMPPをインストール後、MySQLのパスワードを変更したことが無ければ、現在のパスワードは「未設定」です。

XAMPPのMySQLのパスワード変更手順

XAMPPのコントロールパネルから「MySQL」を起動します。

XAMPPのコントロールパネルからMySQLを起動
XAMPPのコントロールパネルからMySQLを起動

XAMPPのコントロールパネルの「Shell」をクリックします。

XAMPPのコントロールパネルの「Shell」をクリック
XAMPPのコントロールパネルの「Shell」をクリック

「Shell」が起動しました。

シェルが起動したところ
シェルが起動したところ

MySQLのパスワード変更コマンド

XAMPPのMySQLの初期ユーザーである「root」のパスワードを変更する場合のコマンドは以下の通りです。

mysqladmin password 新しいパスワード -u root -p

例えば、ユーザー「root」のパスワードを「abc123」に変更する場合は、次のようなコマンドになります。

mysqladmin password abc123 -u root -p

ローカルの開発・制作環境なので「abc123」という安易なパスワードを例にしましたが、本当は、こんな安易なパスワードは、絶対に使用してはいけません。

MySQLのパスワード変更コマンドを実行

上記のコマンドを、シェルに入力(またはコピペ)して実行します。すると「現在のパスワード」を聞いてきますので、現在のパスワードを入力します。

現在のパスワードが初期パスワードなのであれば、何も入力せずに「Enter」キーを押下します。

現在のパスワードの入力を求められているところ
現在のパスワードの入力を求められているところ

現在のパスワードを入力し、次のスクリーンショットのように、何もエラー表示がなく終了したら、パスワード変更は完了です。

パスワード変更が正常終了したところ
パスワード変更が正常終了したところ

シェルは「exit」コマンドで終了させてください。

phpMyAdminに設定してあるパスワードを変更する

MySQLの「root」ユーザーのパスワードを変更したら、「phpMyAdmin」の設定ファイルに書かれているパスワードも変更する必要があります。もし、設定を変更せずに「phpMyAdmin」を起動すると、次のスクリーンショットのような、接続エラー画面が表示されます。

phpMyAdminのMySQL接続エラー画面
phpMyAdminのMySQL接続エラー画面

「phpMyAdmin」の設定ファイルは、

C:¥xampp¥phpMyAdmin¥config.inc.php

です。上記のファイルを、エディタで開いてください。

MySQL接続パスワードを設定する場所は、次のスクリーンショットで、矢印で示している部分です。

MySQL接続パスワードを設定する場所
MySQL接続パスワードを設定する場所

例えば、新しいパスワードに「abc123」を設定したなら、次のようになります。

新しいパスワードに「abc123」を設定した場合
新しいパスワードに「abc123」を設定した場合

設定変更を保存したら、「phpMyAdmin」が起動できるようになっています。

XAMPPのMySQLのパスワード変更方法の解説は以上です。

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